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美術家になるきっかけ その1

先週で坂内美和子展が終了しました。
本当にお暑い中、たくさんの方にいらしていただいてありがとうございました!
最終日の後半は人、人、人でこちらもびっくりしてしまいました。
皆さんに感謝です。
打ち上げにおつきあいしていただいた方もありがとうございました!
つきないお話、野外ミニライブありと、楽しかったです!
暑い6日間でしたが、収穫も多々ありました。
今はぐたっとしておりますが、長い制作期間と先週の個展での出来事が強烈な夢の時間のような気がしてなりません。

私は現代アートの中でもかなりわかりやすい表現をしている作家だと思っています。
それでも昔は私がこのようなスタイルに変化するとは思ってもみませんでした。

今回改めて美術家になるきっかけをお話ししたいと思います。
ブログでこのようなお話をするのは恐れ多いですが、どうぞお気軽におつきあいください。

子供の頃の私は絵と字がとても下手でした。というより、親がそう思っていたようです。ですので、習い事の一貫として絵画教室と書道教室に行く宿命になりました。別にピアノ教室にも行っておりましたが、家に帰ってからの練習が面倒で、中学生になってからはやめてしまいました。書道と絵画はすぐ好きになり、この二つの教室は一度も休んだことはなく、ただただ友達と遊ぶ時間よりふたつを選択していた方が多かったようです。
ふたつとも小学2年生から通い始めました。

最初は絵画教室のことをお話ししましょう。入ってからしばらくはクレパスや水彩画、まだ子供でしたので、簡単な切り絵などもやりました。
でもそこでは絵画を主として教えてくれました。ちょうど工作は不得意でしたから、好都合でした。作品が仕上がると先生がとても褒めてくださるので、うれしくてたまりません。先生の指導はとにかく自由さを前提に大きく表現させることでした。

家に帰ってからもちょくちょく描いていたような気がします。
学校の図工の時間が絵画だと得意になって描いていましたね。
ですが、成績で最高の5をとるのは意外に難しい。
このときから幸か不幸か芸術は先生の好みで成績が左右されるものだということを知りました。

小学6年生になってからは油絵です。独特の油の匂いにもすぐに慣れ、乾けばキャンバスに何回も描き直せる優れもの。しばらく夢中になりました。
そこで印象的な出来事がありました。いつもは静物画でしたが、ある日先生がアトリエにある画集の中で一番気に入ったものを模写しなさいと言われ、迷わずパウル・クレーを選び、油絵にするのに苦心した記憶があります。まさかクレーを選ぶとは思ってもみなかったようです。
その頃、私は中学2年生でした。三女ということもあり、ませていたのでしょう。
今から考えてみるとこの先生もずいぶん難解な課題を中学生に提案したものだと思います。
このクレーとの出会いは衝撃的でした。
それまで知っていた美術家は、ウォホール、ダビンチ、ロダン、ゴッホ、ピカソ、モネ、セザンヌ、マチスなど。両親が昔から上野の美術館に連れて行ってくれていましたから割と知っていた方だと思います。
アンディ・ウォホールはこの中でも異例ですが、テレビでのTDKのコマーシャルに本人が起用されていて、そのふさっとした白い髪型が強烈な印象でした。またその頃ファンでしたストーンズのレコジャケに彼のイラスト(あの有名な)が起用されていたのでウォホールは私には身近だったのです。
それまではイラストレーターにあこがれていました。
もちろんウォホールの影響です。
コピーライターのようなカタカナの職業が全盛期だった頃の話です。

クレーの色彩は独特です。水彩画が特に好きでした。後から油彩画も魅力的に思えるようになりました。
クレーに出会ってからは断然画家に着目しました。

ということで今回はこれまで。つづきはまたの機会に!
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by art-pm | 2008-09-09 21:50 | Comments(0)

美術家・坂内美和子のブログです。日々感じたこと、見たことや、アート制作、展覧会の案内、絵画教室アトリエMIWAのことなど


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