若林奮展
2008年 03月 28日
ちょっとここのところブログのペースがダウン!
普段は制作と週2回の絵画教室の指導、休日はイベントや展覧会鑑賞などに出かけているので、あっという間に時が過ぎてしまう。
特に今月はあらゆるところに足を運んだ。
その中でも特に印象に残ったのが横須賀美術館で開催されていた立体作家の『若林奮展』。
千葉から電車で片道だけでも3時間程かかったが、それでも行った甲斐が有り!
彼の事は、私が大ファンである詩人、吉増剛造との生涯を通じて長い交流関係がつづいていたのが記憶にあり、何としても観ておきたい展覧会であった。(若林は数年前に他界)
作品は吉増の詩と同様に極めて難解ものだ。
言葉には説明しにくいが、どうしても惹きつけられてしまう何かが二人の世界にはある。
超人とはそういう人物のことをいうのだろう。
屋内の展示は、120点ほどのドローイングと版画、約30点の立体作品が並べられていた。
まずこのドローイングの抜群の上手さに一枚一枚つい見入ってしまう。
彼のアトリエには学生時代からのドローイングも残してあり、相当の枚数をこなしていたらしい。見習わなければと思う。
立体で『自分の方に向かう犬』という変わった題名の作品に興味を持つ。
他にも独特な題名があり、吉増との共通点がここにも見える。
小一時間ほど観覧し、外へ。
ここに今回のテーマでもある『VALLEYS 』に接近。
鉄を素材に、生前最も力を注いでいた作品だ。(残念ながら若林は完成作品を見ることはできなかった)
あたりは海に面している。
その存在感は圧倒的に目を見張るものがあったが、なぜか寡黙で孤高な姿にも見え、それはまるで若林そのもののようにも思えてならなかった。
只今、今回の図録と世田谷美術館館長の酒井忠康さんが記した『若林奮 犬になった彫刻家』を読んでいる。
普段は制作と週2回の絵画教室の指導、休日はイベントや展覧会鑑賞などに出かけているので、あっという間に時が過ぎてしまう。
特に今月はあらゆるところに足を運んだ。
その中でも特に印象に残ったのが横須賀美術館で開催されていた立体作家の『若林奮展』。
千葉から電車で片道だけでも3時間程かかったが、それでも行った甲斐が有り!
彼の事は、私が大ファンである詩人、吉増剛造との生涯を通じて長い交流関係がつづいていたのが記憶にあり、何としても観ておきたい展覧会であった。(若林は数年前に他界)
作品は吉増の詩と同様に極めて難解ものだ。
言葉には説明しにくいが、どうしても惹きつけられてしまう何かが二人の世界にはある。
超人とはそういう人物のことをいうのだろう。
屋内の展示は、120点ほどのドローイングと版画、約30点の立体作品が並べられていた。
まずこのドローイングの抜群の上手さに一枚一枚つい見入ってしまう。
彼のアトリエには学生時代からのドローイングも残してあり、相当の枚数をこなしていたらしい。見習わなければと思う。
立体で『自分の方に向かう犬』という変わった題名の作品に興味を持つ。
他にも独特な題名があり、吉増との共通点がここにも見える。
小一時間ほど観覧し、外へ。
ここに今回のテーマでもある『VALLEYS 』に接近。
鉄を素材に、生前最も力を注いでいた作品だ。(残念ながら若林は完成作品を見ることはできなかった)
あたりは海に面している。
その存在感は圧倒的に目を見張るものがあったが、なぜか寡黙で孤高な姿にも見え、それはまるで若林そのもののようにも思えてならなかった。
只今、今回の図録と世田谷美術館館長の酒井忠康さんが記した『若林奮 犬になった彫刻家』を読んでいる。
by art-pm
| 2008-03-28 23:27
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