思い立って葉山へ！

コロナで先延ばしにしていた香月泰男展。
思い立って葉山まで！

会期終了間近とあってか来場者が多い。

香月はマチエール作りに日本画で使う方解末を油彩に混ぜ合わせ、テカリを取る技法に着手した。
終戦にソ連軍の捕虜となり、過酷な抑留体験を作品化したシベリアシリーズ。
想像を絶するほどの孤独、地獄の有り様をこの技法で見事に生かした。

色は使えば使うほど嘘になる。

香月の言葉が頭に焼き付く。

だが後期になると黒の中に赤が現れる。
これは炎、太陽、デモ隊の旗であったり。


宮崎進もシベリアシリーズで名を馳せた一人でもある。

心臓を抉り取られた痛々しさを厚塗りとコラージュでの重厚なマチエールに。

宮崎はストレートで強烈だが、
香月の方はじわじわと
極めて情緒的である。

いたって対象的だが両者とも私は好き！

この後、いつも美術館の後、訪れる森戸海岸のエスメラルダで遅めのランチを取る。

店の居心地抜群！パクチー、野菜たっぷりのガパオチャーハン！

他にも美術巡りを考えていたが、
お天気良いので暫しウォーキングを楽しむ！

あーやっぱり葉山は最高〜〜！

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