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「添田唖蝉坊・知道」を演歌する、を鑑賞した!

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昨日、シアターXにて土取利行氏による『「添田唖蝉坊・知道」を演歌する』を鑑賞した。
明治の自由民権運動の壮士達に唄われた演説歌を土取氏が伝承も踏まえ、三味線と歌で全国各地で公演している。
一つのフレーズの歌の歌詞を替え歌にしていくというやり方。
その歌詞の内容たるものは政治に関することがほとんどで、堂々と文句タラタラの内容。
またこの内容が今の政治の有様とちっとも変わっていないのである!
たまにカモフラージュにもしていたが。
なので添田唖蝉坊はしょっちゅう牢屋行きで釈放されてはまた捕まりの繰り返し。

海外でもフォークやブルースなどそういったやり方はかつてあった。
先日なくなったばかりのピート.シーガーや更に先輩のウディー・ガスリーもそうだ。

土取氏はかつてジャズドラマーや、現在でも関わっているピーター・ブルック国際劇団の一員としても活躍中。
昔、銀座のセゾン劇場でみた『マハーバーラタ』の音楽監督もしていたそうな。
私は若かったゆえ、長時間、しかも内容が難解であったが、当時は相当話題で野田秀樹も顔を見せていたのが印象にある。

それはそうと、今回の土取氏の添田親子の作による演歌の元祖とも言われる演奏の数々と彼得意の語りで4時間、チケット¥1.000には驚く。
しかも超満員!
主に親の唖蝉坊の作の方が多く取り上げていたが、ちょっと私的には息子の知道の作品の方が今風で入りやすい。
大流行『東京パパンヤパンヤ』など。その後ドリフターズや植木等が彼の歌を参考にしたと。

私は実は土取氏の巧みな語りの方が気に入り、かつて書いた縄文からの音楽等に関する本、『縄文の音』に興味を抱き、購入してみた。

『縄文の音』
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by art-pm | 2014-02-10 13:05 | Comments(0)

美術家・坂内美和子のブログです。日々感じたこと、見たことや、アート制作、展覧会の案内、絵画教室アトリエMIWAのことなど


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