巡り巡りのてくてく歩き
2010年 01月 29日


一月中旬、鶯谷の『子規庵』へ向かった。
昨年末に連載のNHKTV『坂の上の雲』の影響か、(という私もそうだが)平日でも大混雑!中高年層が狭い家屋に次々と来るわ来るわ!!
昔も今も正岡子規の人気は凄い♪
不治の病に侵されながらも、当時数々のユ−モアで斬新な俳句を残し、その屈託ない人柄にも惹かれ、多くの友人達がこぞって集まる『子規庵』。
食欲旺盛な子規は俳句きっての大スターだった!
そんな賑やかな面影が今も残る。
何せ、現代も俳句人や愛好家がこの場を愛し、保存会が継続しているからだ。素晴らしい!!
てくてく歩きはまだまだ続く。
上野の国立博物館で開催中の『国宝 土偶展』を観る。
これも面白かった〜♪
歴史の教科書から抜きでてきたこちらもスター達があちらこちらといらっしゃる!
紀元前ではこのような人形や器を土で創り焼いて、お守りにしたり生活用品として大切に使われていた。
貴重な芸術作品だ。
閉鎖が多い世の中、この2つの場所には大勢の人たちが押し寄せていた。
これを見ると、人気はアニメだけではないのだと実感する。
私が良く行く現代美術のギャラリーや美術館にはこのような傾向がない。
オーナーや学芸員達に意欲も感じられない。
せめて自分が参加する場では少しでも人を惹きつけ、向かわせたい。
それには戦略も立てなければならない。
交通の便が悪く、目抜き通りにない場所ならなおさらだ。
今、自分自身でモチベーションを高めていかなければ、押しつぶされてしまうだろう。
そうでないと仲間も寄ってはこなくなる。
何事も負けない気持ちでやらなければと思う!
ともあれ、今年の冬は温暖化もあり日中はポカポカ日和が続くので、芸術散策をお勧めししたい!
by art-pm
| 2010-01-29 23:35
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