大浦事件!表現の自由とは。アトミックサンシャイン!
2009年 08月 01日
タイトルは<アトミックサンシャイン>沖縄展検閲に抗議・異議を唱える作品の展示であり、先日、美術評論家のM氏とA氏によるト―クが開かれた。
私は仕事で拝聴できなかったが先週にはシンポジウムもおこなわれた。
これは最近新聞でも取り上げられ、大浦氏がある写真をコラ―ジュした作品を沖縄県立美術館の館長が検閲し、その陳列をはずしながらも展覧会が開催された理不尽ないきさつが問題とされている。
その波紋は多大とみるのが通常のはずだが、マスコミの取り上げ方は至って消極的。
ギャラリー会場ではその問題の作品が展示されている。私には美術としてとらえてみているのでつまり今回のパネリストと同様、内在的な作品と解釈した。
過去にも富山の美術館で同じような事件があり、20年たった今とも少しも変わっていないのにはほとほとあきれ状態である。
2時間半ほどのギャラリート―クでは法や公の問題、キュレ―タ―によるキュレ―ション問題、沖縄の問題、美術館の問題などが軸として話し合いがされた。
この大浦事件に始まらず、戦後(中東など考えるとまだ戦中と言えますね)も日本の美術が制度のもとに成立している以上、何も変わらない。変えられない。
だがなんとしても変わらなくてはならないと切実に願望するかぎりである。
展覧会は本日1日まで!