植物相フローラ〜羽賀洋子さんの個展
2011年 02月 07日
金曜日に知人の羽賀洋子さんの個展に向かった!
場所は銀座の『ギャラリーなつか』。
彼女は植物を抽象化した作品を長い間手がけている。
数年前、美術評論家の谷川渥氏の企画で彼女の作品を『色彩の植物相フローラ』と題した。
植物相を自然科学的なラテン語でフローラといわれているそうだ。
この展示もその連作であろう。
美しい花を描くとつい甘ったるい印象になってしまいがちだが、彼女の作品はそうではない。花びらや葉、茎のような線、面を重層的に描き、有機的な世界観を引き出しているように思える。
いくつか今回は綿布の支持体から、柄のある白い布にも挑戦された。
そこにアルキド樹脂といって、アクリルより不透明で水をたっぷり含ませて、支持体に色が深く浸透する絵具を使用している。このところ作風にしっくりくると当人はのべていて好みのようだ。
支持体の変更には評価は賛否両論のようだが、新しいことへのチャレンジは誰もが向上心が増すし、次へのステップの第一歩へとつながる。
私はいくつかの作品は成功しているように思えた。
それになんといっても羽賀さんの魅力は色彩だ。赤、黄、緑といった三原色の使い方の配分が優れている。
絵画はこの三原色から成り立ち、そこに同系色、また反対色が補色となってバランスをとる構造になっている。
当人は個展最中から、次の作品への創作意欲が湧いていると言葉にしていた。
今後の展開がますます楽しみである。
羽賀洋子さんの個展は2/5に終了。
場所は銀座の『ギャラリーなつか』。
彼女は植物を抽象化した作品を長い間手がけている。
数年前、美術評論家の谷川渥氏の企画で彼女の作品を『色彩の植物相フローラ』と題した。
植物相を自然科学的なラテン語でフローラといわれているそうだ。
この展示もその連作であろう。
美しい花を描くとつい甘ったるい印象になってしまいがちだが、彼女の作品はそうではない。花びらや葉、茎のような線、面を重層的に描き、有機的な世界観を引き出しているように思える。
いくつか今回は綿布の支持体から、柄のある白い布にも挑戦された。
そこにアルキド樹脂といって、アクリルより不透明で水をたっぷり含ませて、支持体に色が深く浸透する絵具を使用している。このところ作風にしっくりくると当人はのべていて好みのようだ。
支持体の変更には評価は賛否両論のようだが、新しいことへのチャレンジは誰もが向上心が増すし、次へのステップの第一歩へとつながる。
私はいくつかの作品は成功しているように思えた。
それになんといっても羽賀さんの魅力は色彩だ。赤、黄、緑といった三原色の使い方の配分が優れている。
絵画はこの三原色から成り立ち、そこに同系色、また反対色が補色となってバランスをとる構造になっている。
当人は個展最中から、次の作品への創作意欲が湧いていると言葉にしていた。
今後の展開がますます楽しみである。
羽賀洋子さんの個展は2/5に終了。
by art-pm
| 2011-02-07 12:35
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