制作にライヴに〜その2
2010年 03月 31日
人人人だが、まだ入れる。
相方に電話して、手を挙げてもらうと、なんだ、私より後ろにいるではないか。
まぁこちらは端なので真ん中が前から後ろまで混んでいる。
やはり相方がいる中央マイクから30メ−トルあたりへ移動。
私の前に背の高い方が一人いたが、かろうじて見える。
もぅ混雑で移動は無理。
先にトイレに行っておいて良かった。
そうこうしているうちに、バンドが登場!
いつの間にディランがキ−ボ−ドの前に。
皆、黒いス−ツ、ディランは中に赤いシャツ。
ますますしゃがれた声でのヴォ−カル、何を歌っているのか聞き取れない。
彼は昔からスタンダードに歌う事はまずしない徹底ぶり。吟遊詩人ならでは、かなりア−ティスティックな彼なりのスタイル。
そこにファンは共鳴する。
段々聞き慣れてきて、イッツオ−ルオ−バ−ナウ・ベイビーブルー、
マスタ−ズオブウォ−、など。。。
元々有名なので、ディランは『風に吹かれて』や、『時代は変わる』などで知ってはいたが、5年前、なにげに『ノ−ディレクションホ−ム』の映画を観てから、頭を殴られてしまったくらい、そのままどこか遠くに旅に出てしまおうと思ったくらい私に強烈な影響を与えた。
冗談と思うかもしれないが、本当なのです!後で相方や、友人たちがその後の私を見て、顔つきまで変わってしまったというくらい。
なにより、彼のアルバムを聴けば全てがわかる。
当時から彼の言動、ファッションはひとつの社会現象をもたらした。かつてビ−トルズやスト−ンズも彼に夢中になる。というより、かなわないのである。
60年代から今だ新アルバムを出し、ライヴ活動も勢力的に継続している。
しかも新たな若いファンも増え続けている。
そんな事が頭に浮かんで、名曲のライク ア。。。が。
目の前にいるディランは昔のようにツヤツヤした若さはないが、しかめっつらでク−ルな振る舞いはいたって変わりない。
さすがだ。